
ダラス不動産 ご購入プロセス
リサーチからクロージングまで
1. 予算を決める
現金一括購入でない場合、まず最初に、金融機関に融資可能額をお尋ねください。年収、資産、クレジットスコア、頭金等により、金額を出してもらえます。テキサス州でローンを出せる金融機関をお選びください。
ネットでのみ営業する住宅ローン専門会社も複数あります。ただし、あちこちに問い合わせると、クレジットスコアが下がったり、個人情報が拡散したりするリスクがありますのでお気を付けください。
審査基準が緩いノンバンクという選択肢もあります。金利は高いものの、様々な商品が開発されています。特に、不動産投資をされたい方、ご相談ください。
米国でなく、日本にご在住の方は、日本の金融機関による不動産担保ローンをご検討頂くことを勧めます。現地銀行から海外投資家への融資は相当ハードルが高くなります。金利も高いです。
2. バイヤーズエージェントを選ぶ
不動産を買いたい方を代理するエージェントに仲介をご依頼下さい。利益相反を避けるため、テキサス州では売主と買主の両者のエージェントとなることは出来ません。エージェントは取引毎にいずれかを代理します。当地では「不動産会社」を選ぶのではなく「エージェント」に仲介を依頼することが一般的です。
3. 物件を探して内覧する
不動産エージェントはMLSを用いて物件を探します。 Realtor.comやZillowよりも更に詳細の条件による検索が可能です。また、MLSから一般消費者向けサイトに物件情報が反映されるまでにタイムラグがあります。
内覧アレンジはバイヤーズエージェントにお任せください。ご自身で広告主にコンタクトされたり、オープンハウスを訪問されると、その後、バイヤーズエージェントが取引に関わることが出来なくなる可能性があります。
現地にお住まいでないお客様は、FaceTimeやZoomで遠隔地からご内覧頂けます。
4. オファーを入れる
気に入った物件が見つかったら、購入金額と条件を正式にオファーします。売り物件が出るとすぐ、1~2日で複数のオファー(Multiple Offers)が入ることが多く、表示された売値で買うことが難しくなっています。エリア・価格帯によりますが、ネットで見る価格に数万から十数万ドル上乗せされて契約となることもあります。
5. 契約を結ぶ
オファーが受け入れられると、売主が契約書にサインします。買主は物件価格の手付金とオプション費用をタイトル会社宛に支払い、エスクロー口座に保管されます。
通常、3~10日程度のオプション期間を設定し、その間は契約解除可能です。
6. インスペクション実施
契約締結後すぐに、物件の構造・機能を検査します。欠陥が見つかった場合、引き渡しまでに修理するのか、売買価格で調整するのか、売主と交渉します。遠隔地から契約成立後、オプション期間中に内見する方もいます。
どうしても折り合いがつかなければ、オプション期間中に売買契約を解除します。手付金は戻されます。
7. 銀行融資の手続き・審査
収入・資産等の最新の必要書類を提出します。同時に、銀行がアレンジしたアプレイザーが物件価値を査定・評価します。資金を借りたい方の支払い能力と担保となる不動産の価値を査定した上で、銀行は住宅ローンを承認します。
8. クロージング
タイトル会社のオフィスにてクロージング、鍵の受け渡しとなります。売主と買主は対面でなく、別々に手続きを行います。リモートクロージングも可能です。